
| 秋刀魚、魚は名を顕す。秋に最盛期となり、刀の形をしているので、この名がつけられた。
秋刀魚は回遊性の魚で、適温15~18℃の寒いところを好み、オホーツク海、北太平洋、日本海及び東シナ海等の汚染されていない海域に分布している。強力な向光性を有しているため、漁船は夜間に集魚灯を用いて捕獲する。魚体は細長く刀のよう、胃はなく、腸も短くまっすぐで、浮遊生物や小魚、魚卵を捕食している。我が国では毎年秋に約50隻の漁船が西北太平洋の公海上で秋刀魚を漁労している。全てイカ釣り船との共用で、年間漁獲量は約5万トン。
秋刀魚の肉に含まれる良質の蛋白質は、人体に消化、吸収及び利用され易い。またEPA及びDHA等高度の不飽和脂肪酸を豊富に含んでいるので、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞等症状の予防に効果がある。老化予防に必要なビタミンEもその肉に豊富に含まれている。血液や肉にはビタミンB12が豊富に含まれており、悪性貧血の治療に絶好の効果がある。内臓の味は苦い中に甘みがある。レモンを絞ったり、ブドウの汁或いは酢を垂らすと、味を緩和する事ができる。その中には大量のカルシウム、ニコチン酸及びビタミンA、D等非凡な栄養価値を含んでいる。
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